国語の問題集に依て原罪を識る

 小学生向けの問題集を取り扱っていると、屡々国語の文章題に興味深い一節を見つける。特に心に残るのは、ライオンとシマウマについて書いていた物である。本文の骨子其れ自体は日本対「欧米」(実に横暴な括りである)で語られた保守的な文化論であったと思うが、此の記述は面白かった。

蛸焼きを焼きながら原始の地球を思う

 太陽系は45億6700万年前に誕生した。原始惑星は微惑星同士の衝突反動によって岩漿の海に包まれており、冷えた所々は岩石となり固まった。そしてまた衝突が起これば、一面岩漿に包まれる。此れを繰り返していた。原始地球も又た、其の様な微惑星の内の一つであった。