脱幸福の試み、死生の九訓

Ⅰ.生に意味はない。ただ与えられた「時間」である
Ⅱ.故に楽しいことや幸せであることは無意味である
Ⅲ.魂は万物のイデアを知る
Ⅳ.美は唯一の、有意味に傾かない光である
Ⅴ.美は善と無関係である、美の対極は醜ではなく滑稽である

Ⅵ.ヒトは動物であり、人類は社会的な足跡であり、人間存在は感官である
Ⅶ.愛には、相手の知を愛する敬愛、肉体を愛する性愛、魂を愛する愛の三別があり、それらは階梯ではない
Ⅷ.識るべきものを識り、感ずべきを感じ、味わうべきを味わった時、「時間」は終わる
Ⅸ.死は唯一の、永遠である