草花に名の有る事が嬉しい

 最近はすっかり草木の名前を識る愉しさに没頭してしまって、殆ど中毒の様になっている。夢ですら珍しい植物を見付けてはその目、属、種名を調べて、己が図鑑に加えて喜ぶ事を繰り返している。然し本当に、彼等の名前を識る事は面白いのだ。

靴下は厚めが好きだ

 未曾有の軟禁元年もそろそろ初夏に差し掛かるが、肉厚の靴下を好きで履いている。暖かさよりも、分厚いという事が重要だ。靴の中が靴下の肉でギュッと詰まって、自分の足の肉と一体に成っているかの様であると、何だか走り易い様な気がする。此処十何年、碌々疾走した事など無いにも関わらず。